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烏丸せつこの笑顔が輝る、映画『 四季・奈津子 』

映画『四季・奈津子』のイメージ画像 テレビで(録って)観た映画
テレビで(録って)観た映画心に沁みる映画たち
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 随分と前に録画し残しておいたビデオ『 四季・奈津子 』を、数十年振りに観てみました。今から45年程前の1980年に公開された映画です。

 単調で薄暗い空気の流れるこの作品を観続けていて、何度もビデオの停止ボタンを押そうと迷ったのですが、ラストシーンで見せた奈津子の笑顔で、我慢して最後まで観続けた私の努力がやっと救われた気がしました。

 物語の終盤で、女優という仕事に就いた奈津子。撮影シーンでの「はい、カット」という声を聞いた時の奈津子が見せた『笑顔』がとても輝いていました。

奈津子「ねえ、魂って何処にあるのかしら」
   「今の私には、魂って肉体のことだわ」

奈津子の台詞せりふがとても印象的でした。ラストシーンでの彼女の笑顔も、とても素敵だったことを覚えています。

探し求めた ” 魂の問い掛け ” とは、映画『 四季・奈津子 』

 昭和の時代を生きる一人の女性 奈津子が、家族や恋人との関係に疑問を抱きながらも、自由な生き方、自分らしい生き方を模索し ” 自立した女性 ” としての道を求めて歩んでゆきます。

 当時、烏丸せつこさんのファンの一人としては、何ともいえず「チョッと残念さの残る作品」と感じていましたが、今想い起こしてみて、あらためて ” 自分らしい生き方とは ” というテーマに辿たどり着きました。

 4姉妹役(佳那晃子・長女、烏丸からすませつこ・次女、影山仁美・三女、太田光子・四女)は、応募数9,000人以上の公募オーディションで選出されています。ちなみに、次女役の烏丸せつこはクラリオンガール出身です。

 主演女優につて;上映年や監督名などが同じで、奈津子役が、烏丸からすませつこではなく夏目雅子なつめまさこだと記載しているサイトが存在するようです。配給も東映ではなく、にっかつだと・・・。私は作品のエンドロール等を確認して投稿する様に心掛けているので、烏丸からすませつこさんが正しいと信じております。

「人は色々な経験をすることで魂の在り処が分かる」  Wikipediaより引用

 映画『 四季・奈津子 』は、公開から45年程経った今でも、私達に多くの問い掛けを与えてくれます。

※2013年09月22日 (日) に私のブログに投稿した日記を一部再考・加筆し掲載しました。

映画『四季・奈津子』のイメージ画像

☆あらすじ☆ 烏丸せつこの笑顔が輝る、映画『 四季・奈津子 』

 物語は戦後の混乱期から高度経済成長期にかけての日本を背景に、主人公・奈津子の人生を描いていきます。常に自身や幸福とは何かを問い続け、力強く生きていく奈津子。複数の男性との関係、友情、喪失などを経て、自身の内面も大きく変化していきます。奈津子という一人の女性の ” 自分とは? ” 、” 生きるとは? ” を探し求める『 魂の遍歴 』が詳細に描かれています。

☆基本情報☆ 烏丸せつこの笑顔が輝る、映画『 四季・奈津子 』

  • 邦 題:四季・奈津子
  • 公開年:1980年(昭和55年)9月6日
  • 製作国:日本
  • 上映時間:120分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、社会派ドラマ、文芸作品
  • 配 給:東映洋画(製作協力:幻燈社)
  • 映倫番号:110152 ※日本の映画倫理機構(映倫)により付与された番号です。

☆スタッフ☆ 烏丸せつこの笑顔が輝る、映画『 四季・奈津子 』

  • 監督東陽一(代表作『もう頰づえはつかない』など)
  • 脚本:東陽一
  • 台詞:粕谷日出美
  • 原作:五木寛之(同名小説・文藝春秋刊)
  • 音楽:田中未知
  • 撮影:川上皓市
  • 美術:綾部郁郎
  • 録音:久保田幸雄
  • 編集:市原啓子
  • 主題歌:「四季・奈津子」(歌:チェリッシュ/作詞:五木寛之/作曲:笠井幹男)
  • 挿入曲:「ボスホラスの海へ」(歌:高橋洋子 他)

☆キャスト☆ 烏丸せつこの笑顔が輝る、映画『 四季・奈津子 』

  • 俳優名:(役名):
  • 烏丸せつこ:(奈津子・次女)※本作が映画初主演作品
  • 佳那晃子:(波留子・長女)
  • 影山仁美:(亜紀子・三女)
  • 太田光子:(布由子・末妹)
  • 風間杜夫:(金森達夫・奈津子の恋人)
  • 本田博太郎:(中垣・写真家)
  • 牟田悌三:(奈津子の父)
  • 阿木燿子:(ケイ)
  • 岡田眞澄、火野正平 ほか

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