- 映画『ジュラシック・パーク』シリーズの第1作目の作品です。本物の恐竜のようなリアルさは、公開から30数年を経た現在においても、迫力があり色褪せていません。そして、科学の暴走と倫理感という大きなテーマについて考えさせられる作品です。
- 博士たちが孤島に降り立つ ❝ 滝の傍らのヘリポート ❞ のシーンは、これから始まる大自然の中での危うい物語の始まりを予感させます。
- 劇中、コップの水が「 ズシッ 」という足音に合わせ振動します。また、恐竜の足跡の窪みに溜まった雨水も「 ズシッ 」という足音に合わせ振動します。段々と近づいてくる足音に恐怖が込み上げます・・・。
- 物語の終盤、恐竜たちが大暴れする中、ホールに吊り下げられていた演幕がヒラヒラと舞いながら落下します。その幕には ❝ WHEN DINOSAURS RULED THE EARTH ❞ と書かれていました。
マルコムの台詞より引用
進化の歴史を見れば判るように、生命とは決して、他に押さえ込まれたりはしない。苦痛をなめ、危険を冒しても自らの領域を広げていく。それが生命というものだ。ああ、・・・そう思うがね。 生命は何らかの道を探し出す。
別のシーンでマルコムは、こうも言っています。
ティラノサウルスが人間の決めたパターンやスケジュールに従うもんか。これぞカオスの核心だよ。
平たく言えば、複雑なシステムにおける予測不可能性の事だよ。早い話が、バタフライ効果さ。北京でチョウチョが羽ばたくと、セントラルパークで雨が降るってやつ。原因は微妙な変化さ。つまり、微妙な変化が結果に絶大な影響を及ぼす。これが予測不可能性。
だと。
見逃さないで、聞き逃さないで・・キーワード( ネタバレに注意 )
- ジュラシック・パークの恐竜は雌しか生まれない様に操作してある。
恐竜の ❝ 不足したDNA部分 ❞ は、カエルのDNAを使用して補った・・・。
⇒ 西アフリカ産のカエルのDNAには、同姓しかいない環境だと自発的に性転換する種がいる。
- 初期の肉食竜であるディロフォサウルスは、毒を使って敵を倒します。毒液を吹きかける事で相手の目をつぶし、体を麻痺させるのです。その後で彼らは、ゆっくりと獲物を味わいます。ディロフォサウルスは、このパークにとって美しくも危険な存在と言えるでしょう。
※2025年07月25日(金) 地デジ・日本テレビ 041Ch 21:00~23:04に放送された
『 金曜ロードショー 』〈日本語吹替版〉を録画し視聴しました。

☆あらすじ☆ カオス理論の本質、映画『 ジュラシック・パーク 』
樹液に呑み込まれ琥珀となった古代の蚊のDNAから、絶滅した恐竜を復活させた富豪ジョン・ハモンドは、コスタリカ沖の孤島にテーマパーク ❝ ジュラシック・パーク ❞ を建設し、パークの安全性を保証するため古生物学者アラン・グラント博士、古植物学者エリー・サトラー博士、数学者イアン・マルコム博士にパークの視察を依頼します。
その一行にハモンドの2人の孫( ティムとレックス )も加わり、パークのシステムで制御されている2台の車に乗り込み、オープン前の視察ツアーが始まります。島には暴風雨が近づいているというのに・・・。間もなく、島は暴風雨にさらされてしまいます。
そしてその頃、技術者ネドリーが胚冷凍保存庫から胚を盗み出そうと、セキュリティシステムを操作したため恐竜たちが暴走し、視察ツアーをしていた博士たちを恐竜が襲います・・・。果たして博士たちは、生きて島から抜け出すことができるのでしょうか。
☆基本情報☆ カオス理論の本質、映画『 ジュラシック・パーク 』
- 邦題:ジュラシック・パーク 原題:Jurassic Park
- 公開年:1993年 製作国:アメリカ 上映時間:2時間4分
- ジャンル:SF、アドベンチャー
- 製作会社:
ユニバーサル・ピクチャーズ
、アンブリン・エンターテインメント - 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
☆スタッフ☆ カオス理論の本質、映画『 ジュラシック・パーク 』
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 原作:マイケル・クライトン( 早川書房刊 )
- 製作:キャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン
- 脚本:マイケル・クライトン、デビッド・コープ
- 編集:マイケル・カーン
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
- 撮影:ディーン・カンディ
- 特殊視覚効果:I.L.M.
- テクニカル・アドバイザー:ジョン・R・ホーナー
☆キャスト☆ カオス理論の本質、映画『 ジュラシック・パーク 』
- 俳優名:( 役名 )( 日本語吹替 )
- サム・ニール:( アラン・グラント博士 / 古生物学者 )( 富山敬 )
- ローラ・ダーン:( エリー・サトラー博士 / グラント博士のパートナー / 古植物学者 )( 弥永和子 )
- リチャード・アッテンボロー:( ハモンド財団のジョン・ハモンド / 出資者 )( 永井一郎 )
- ジェフ・ゴールドブラム:( マルコム / 数学者)( 大塚芳忠 )
- アリアナ・リチャーズ:(レックス / ハモンドの孫・少女 )( 坂本真綾 )
- ジョゼフ・マゼロ:( ティム / ハモンドの孫・少年 )( 大島一貴 )
- マーティン・フェレロ:( ジェナーロ / 弁護士 )( 納谷六朗 )
- サミュエル・L・ジャクソン:( アーノルド )( 梁田清之 )
- ボブ・ペック:( マルドゥーン )( 田中信夫 )
- ウェイン・ナイト:( デニス・ネドリー / パークのシステム技術者 )( 桜井敏治 )
- B・D・ウォン:( ヘンリー・ウー博士 )( 中村大樹 )
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