長澤まさみ、森山未來の二人の役者さん、とても良かったです。“ 名優 ” 山崎努さんの渋い演技に支えられ、若い二人が輝いていました。勿論それはギンギンに光っているという様な軽い意味ではなく、「 静かな演技の中でも光を放っていた 」 という意味です。
原作本は読んでいないので良く判らないのですが、柴崎コウ演じる朔太郎のフィアンセは、原作の小説には出てこないとか。映画版では、彼女の存在がラストにもうひとつ、原作には無いジーンと涙を誘う物語を用意してくれています。
登場人物それぞれの人生に焦点を当てて観てみると、切ない想いがよぎったりもしますが、青春時代を過ごしていた頃の自分の姿を登場人物の誰かに発見したりして、チョット感慨深いものがありました。
くれぐれも、ラストシーンの感動をお見逃しなく・・・。
因みに、ラストのオーストラリアのシーンで、道路際に置かれた二人の荷物が誰かに持ち逃げされてしまうのではないかとヒヤヒヤしながら観てしまい、折角のラストシーンの感動が半減してしまったという私の様にはならぬ様、ネタバレになってしまいますが、安心して最後までご覧ください。
この作品、私はDVDをレンタルして観たのですが、そのすぐ後の2005年9月29日(木)に、テレビ局のTBS系列でノーカット版で、しかも地上波初登場で放送されました。
※2005年09月12日(月)に私のブログに投稿した日記を、一部再考・加筆し掲載しました。

☆あらすじ☆ 映画『 世界の中心で、愛をさけぶ 』
朔太郎(大沢たかお)は、婚約者の律子(柴咲コウ)との新生活を控え結婚準備を進めていました。ある日、律子が彼の荷物から偶然見付けた『 古いカセットテープ 』がきっかけとなり、朔太郎の心に、高校時代の初恋の相手・廣瀬亜紀(長澤まさみ)との切なくも美しい初恋の記憶が蘇ります。
そして、律子は朔太郎の故郷に向かいます。朔太郎は律子を追い・・・。やがて、律子が朔太郎の故郷に向かった理由が明らかとなり、❝ 過去 ❞ と ❝ 現在 ❞、 ❝ 愛 ❞ と ❝ 喪失感 ❞ が交錯しながら物語は動き出してゆきます。
☆基本情報☆ 映画『 世界の中心で、愛をさけぶ 』
- 作品名:世界の中心で、愛をさけぶ
- 劇場公開日:2,004年5月8日
- 製作国:日本
- 上映時間:約138分
- ジャンル:ドラマ、恋愛、青春
- 配 給:東宝
☆スタッフ☆ 映画『 世界の中心で、愛をさけぶ 』
- 監督:行定勲
- 脚本:坂元裕二、行定勲、伊藤ちひろ
- 原作:片山恭一(同名小説)
- 製作:本間信行、富山省吾
- プロデューサー:瀬田光枝、春名慶
- 音楽:めいなCo.
- 撮影:篠田昇
- 美術:山口修
- 主題歌:平井堅「 瞳をとじて 」
☆キャスト☆ 映画『 世界の中心で、愛をさけぶ 』
- 俳優名:(役名):
- 大沢たかお:(松本朔太郎 / 大人)
- 森山未來:(松本朔太郎 / 高校時代)
- 長澤まさみ:(廣瀬亜紀)
- 柴咲コウ:(藤村律子 / 大人)
- 菅野莉央:(藤村律子 / 少女時代)
- 山崎努:(重蔵)
- 宮藤官九郎:(大木龍之介 / 大人)
- 高橋一生:(大木龍之介 / 高校時代)
- 黒沢かずこ:(友人の女の子)
- 大滝秀治、杉本哲太 ほか
コメント