『 エアポート’75 』懐かしい作品です。私が東京で下宿し、おそらく最初に出掛けた試写会で観た映画だと思います。その頃私は映画研究部(当時は未だ映画研究会でした)というクラブ活動に入部していました。
その部活は、C.I.C( シネマ・インターナショナル・コーポレーション )という映画配給会社の御手伝いもしていたので、会場の試写状回収の御手伝いが済んだ後、一般の招待客と一緒にその試写を許されていたのです。なので色々な作品を観せて頂く機会があったのですが、この作品もそのひとつです。
先日テレビ番組表でこの映画のタイトルを見付け、暫く視線が固まってしまいました。勿論直ぐにテレビの録画予約をしておいたのです。
チャールトン・ヘストンの役柄については記憶が薄れていたのですが、カレン・ブラックが演じた( 主任客室乗務員ナンシー )の恐怖と緊張に押しつぶされそうな凄い形相と、リンダ・ブレアが演じた( 腎臓移植手術を控える少女ジャニス )の不安とあどけない表情、そしてヘレン・レディが演じた( 乗客・シスター )の優しい歌声が印象的でした。
☆見逃さず聞き逃さずに☆ 本編の台詞を書き起こし
- 幾つもの予兆
天候悪化の予報が出ているのに、「 その時は雲の上を飛べ 」と指示をされた。
操縦室での出発前点検で、「 第3号エンジン異常なし 」の報告をしている。
誰も触れていないのに、ジャニスのギターの弦がボロンと鳴った。
副操縦士?が機内で振動を感知した。
機体が黒煙を履きながら飛行している姿が映し出されている。 - ジャニスの母の台詞 「 人工腎臓から長く離れると、あの子は死ぬわ 」
- 現代から五十数年前の時代背景
客室座席の隣席にペットの愛犬が乗っている。
操縦室への乗客の立ち入りが厳格でない。 - 劇中、機内上映されている映画が映し出されます。ローラースケートを履いた女性店員さんが飲物を運ぶシーンや、急発進したパトカーが ❝ガタンッ❞ と後輪が外れツンのめるシーンがあります。これは多分、映画『 アメリカングラフィティ 』だと思います。これもまた懐かしい作品です。
☆私的好奇心なレビュー☆ 映画『 エアポート’75 』
レ ビ ュ ー | 評価(10段階) |
---|---|
作品満足度 | ★★★★★ ★☆☆☆☆ |
主任客室乗務員ナンシー役;カレン・ブラック | ★★★★★ ★☆☆☆☆ |
腎臓移植手術を控える少女ジャニス役;リンダ・ブレア | ★★★★★ ☆☆☆☆☆ |
ジャニスに歌を歌ってくれるシスター役;ヘレン・レディ | ★★★★★ ☆☆☆☆☆ |
サウンドトラック( 思い起こさせる緊迫感 ) | ★★★★★ ☆☆☆☆☆ |
機会があったら、ぜひまた観たい度数 | ★★★★★ ☆☆☆☆☆ |
※2,025年09月19日(金) CATV 194Ch BS10 18:30~20:30に放送された
映画『 エアポート’75 』を録画し視聴しました。《 日本語吹替無し・日本語字幕有り 》

☆あらすじ☆ 映画『 エアポート’75 』
1,970年製作の『 大空港 』に続き製作された、航空パニックシリーズの第2作目です。120人の乗客乗員を乗せたコロンビア航空409便 ( ジャンボジェット機ボーイング747 ) がワシントンのダレス国際空港を離陸しますが、天候悪化の為ソルト・レイク・シティの空港に緊急着陸することになります。
ところが下降のさなか、雲上で目視飛行中の双発小型機( バロン232Z )のパイロットに異変が起き、発作を起こし旅客機に急接近します。旅客機の機長が気付いた時には既に遅く、双発小型機は旅客機の操縦室に激突し大破、旅客機の操縦室には大きな穴が・・・。
副操縦士は機外へ放り出され、航空機関士は死亡、機長は瀕死の重傷を負います。操縦不能となったジャンボ機を託されたのは、主任客室乗務員のナンシーでした。はたしてナンシーは、この異常事態を乗り越え機体を操縦し乗客を守る事ができるのでしょうか?・・・。
空軍のヘリから吊り下げられ、操縦室の大きな穴から乗り移ろうと決死の覚悟で救助に向かったアレクサンダー少佐も、その甲斐無く、機内に入る寸前で帰らぬ人となってしまいます。これまでなのでしょうか?・・・。この後の物語の展開が気になります。
☆基本情報☆ 映画『 エアポート’75 』
- 邦 題:エアポート’75 原 題:AIRPORT 1975
- 日 本 公 開:1,974年12月14日
- 製 作 年:1974年
- 製 作 国:アメリカ
- 本 編 時 間:1時間48分
- ジ ャ ン ル:サスペンス / アクション / パニック
- 製 作 会 社:ユニヴァーサル映画
- 配 給 会 社( 日本での配給 ):C.I.C( シネマ・インターナショナル・コーポレーション )
☆スタッフ☆ 映画『 エアポート’75 』
- 監督:ジャック・スマイト
- 原作:アーサー・ヘイリー
- 脚色:ドン・インガルス
- 撮影:フィリップ・ラスロップ
- 音楽:ジョン・カカバス
- 製作総指揮:ジェニングス・ラング
- 制作:ウィリアム・フライ
☆キャスト☆ 映画『 エアポート’75 』
- 俳優名( 役名 )
- チャールトン・ヘストン( アラン・マードック / 元747機の教官 / ナンシーの恋人 )
- カレン・ブラック( ナンシー・プライア / 主任客室乗務員 / 機体を操縦することになる )
- ジョージ・ケネディ( ジョー・パトローニ / コロンビア航空副社長 )
- リンダ・ブレア( ジャニス・アボット / 腎臓移植手術を控えている少女 )
- ナンシー・オルソン( ミセス・アボット / ジャニスの母 )
- スーザン・クラーク( ヘレン・パトローニ / コロンビア航空副社長夫人 )
- ヘレン・レディ( シスター・ルース / 乗客 )
- エフレム・ジンバリスト・ジュニア( スティシー機長 )
- ダナ・アンドリュース( スコット・フリーマン / 会社の重役 )
- エド・ネルソン( アレクサンダー少佐 )
- クリストファー・ノリス( ベティ / ナンシーの後輩 )
ほか
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